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三輪隆ご挨拶

2012年集合写真

2012年2月さくら集合写真


さくらプロジェクトは、タイの山地民の子どもたちの教育と文化を支援するため、1991年に立ち上げられたNGOです。


アカ族、ラフ族、リス族、モン族、ヤオ族、カレン族など、タイ北部の山地民の多くはこの1~2世紀の間に、中国、ミャンマー、ラオスなどから移住してきました。現在は伝統的な焼畑農業による移動耕作をやめて定住化を果たしつつありますが、政府の森林保護政策などにより耕作地は制限され、山での生活は困窮を極めています。


農耕で生計を営むことを断念して町に出稼ぎに行く人も増えていますが、学歴がないためによい職に就くことはできません。村やその周辺に小中学校がない地域もまだ数多くあり、通学のための交通機関もなく、下宿生活をしながら町の学校に通うには彼らにとって大きな経済的負担になっています。勉学をあきらめて中途退学し、未成年のうちから都会に働きに出るケースも多く、それらが麻薬売買、売春、エイズなど深刻な問題の原因になっています。


その結果、これまで保持してきた豊かな伝統文化が急速にすたれつつあり、相互扶助的に生きてきた村のコミュニティーも崩壊の危機に瀕しています。

これらの問題を解決するのには、子どもたちが十分な教育を受けられる環境をつくることが必要と私たちは考えています。


さくらプロジェクトではこうした子どもたちのために通学用の寄宿舎「さくら寮」を建設、運営し、みなさまからの資金のご協力により、山地民の子どもたちの教育をバックアップしています。


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といっても、さくらプロジェクトは、ただ貧困ゆえに彼らを支援しているわけではありません。山地民の子どもたちの里親になり、生活や教育を支援することを通して、ぜひとも彼らのかけがいのない素晴らしい文化と伝統、美しい民族衣装、そのやさしくホスピタリティーあふれる人柄にふれることで、学ぶべきことも多い近しい友人として、心の交流をもっていただきたいと考えています。さくらプロジェクトはそんな実りある国際交流のお手伝いもしています。


いつでも気軽に覗いてみてください。そしてできることからでいいので、支援の輪に加わってください。よろしくお願いします!


さくらプロジェクト 代表 三輪隆


三輪隆略歴

1955年岐阜生まれ。早稲田大学文学部卒。
写真家・文筆家 。タイ在住26年。牡羊座
著書に「タイ・黄金の三角地帯」(1989年刊)
 ※三輪隆はペンネーム、本名:篠田隆司




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